Jクラス

第35回アメリカスカップ本戦がいよいよ始まる。
長い長い挑戦者決定シリーズを勝ち抜いて、防衛艇のアメリカ・オラクルと闘う相手に決まったのは、大方の予想どおりニュージーランドのエミレーツだった。

勝敗はもちろん気になるが、その本戦の前に行われたスーパーヨットレガッタのほうに私の心は奪われる。

アメリカスカップ本戦は、同じヨットとは思えないほど、私たちのセーリングイメージからかけ離れてしまった。レースの初めから終わりまで宙に浮いたままの状態でかっ飛んでいくなんて・・・。
それはそれで受け入れるしかないのだが、スーパーヨットレガッタの映像を見れば、やっぱりこっちがいいなと思ってしまう。

とくに1930年代にアメリカスカップで使われたJクラスボートの美しさときたら、どんなに時代が変わっても人々の心を震わすに違いない。


J
【スーパーヨットレガッタ AC公式HPより

LH
【Jクラスで優勝したLIONHEART AC公式HPより

ED
【Jクラスボートの中でも最も美しいとされるENDEAVOUR号1937年 吉谷龍一;アメリカ杯物語(舵社)より】

Jクラスボートが活躍したのは短い期間だけで、ほとんどがきちんと維持されず廃船の憂き目にあった。エンデヴァー号もスクラップ寸前まで放置されたのだ。Jクラスは一時は世界で3隻しか残っていなかったという。そんな状況に心を痛めたほんの一握りの富豪たちの努力で絶滅だけは免れてきた。

EDR
【修復中のENDEAVOUR号 古い雑誌より】

そんな歴史を思うと、アメリカスカップ本戦の余興のような位置づけとはいえ、これだけのJクラスボートが集まり、世界中のヨットファンの前でその優雅でしかも十分に戦闘的な姿を見せてくれたことに私は感動するのである。



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