冬季保管

モーゼル川に乗り入れて以来、私たちはお気楽な旅を満喫してきたが、ベルンカステル・クースを過ぎたあたりから終着点をどこにするか考えるようになった。Sigridur号を上架し、来年の夏まで預かってもらう場所である。

445
【おなじみになったモーゼルのぶどう畑】

446-2
【もういくつ目かわからないロック】

447
【ロックの横の堰】

448
【プラタナス並木】

450
【トリーアの街にかかる石橋】

当初の目的地はフランスのナンシーだったのだが、ライン川で日数がかかり過ぎたので、ナンシーまで行くのは無理と判断しドイツ国内で今回の旅を完結させたいというのがMさんの考えであった。
しかし、マリーナに立ち寄るたびに冬季保管を申し入れてもなかなか受け入れてはもらえなかった。

Mさんが考える保管地の条件はつぎのようなものだ。
①上架できる設備があること
 Sigridur号は4.5トンぐらいあるので、吊り上げられるクレーンと保管するスペースがなければ話にならない。
②信頼できるスタッフがいること
 ヨットを扱い慣れていなければ安心できない。
③修理が可能なこと
 今回の旅の途中で何度か座礁しているので、キールの修理が必要だ。
④セキュリティがしっかりしていること
 10か月ほど預けることになるので、盗難などがあっては困る。
⑤安いこと
 安いに越したことはない。見積書の明細がきちんとしていることも大事だ。
⑥交通の便がよいこと
 私たちはブレーメンから帰国するので鉄道の駅に近いところがよい。また、来年ここに戻って来るときに日本からの飛行機の便がよいところが望ましい。
⑦宿泊施設が近くにあること
 船を上架したあとの作業があるため、2泊程度はホテルに泊まって作業場に通う必要がある。

このような条件をすべてクリアするところとなると、そう簡単には見つからないのであった。
泊地では保管場所情報を集めることが重要な仕事になった。しかし教えてもらった候補地に行ってみると、街から遠く離れた畑の中であったり、予約がいっぱいだったり、小型のモーターボートばかりでクレーンの能力が全然足りないなどというケースもあった。
終着点が決まらないのは、とりわけオーナーのMさんにとって気を揉む状況だったのではないかと思う。

そんな中で私たちはモーゼル川の遡上を続け、とうとうコンツというところまでやってきた。
ここも大きな期待を抱いてやってきたのだが、Sigridur号を見て受け入れはできないと断られてしまった。


500
【Konzのマリーナ】

仕方がない。明日は通り過ぎたトリーアの街に観光にでかけて気分を変え、改めて今後の計画を練り直そう。

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