自転車

月が替わり8月になった。日本を発って1か月だ。日常を離れてこの別世界にいることが夢のように思える。

昨日からWi-Fiがつながりにくくなった。考えてみればすでにモーゼル川を100キロメートル以上遡上してきたのだから不思議ではない。むしろこのような山奥で瞬時に全世界とつながるほうが奇跡だといえる。また俗世間と隔絶されることはあながち悪いことでもない。
自分が今居る場所で、今経験していることにだけ集中することができる。


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【モーゼル川100キロメートル地点を示す標識】

クルージングでは船に自転車を積んでいくことが世界の定番といえる。自転車があると泊地での行動半径が飛躍的に広がるからだ。
Sigridur号には残念ながら自転車を積んでいない。いままで私たちの陸での移動は、徒歩かバス、トラムなどに限られていた。
そのため行動が制限されて残念な思いをしたことが少なからずあった。

ボーテ・ポルシェに自転車が置いてあるのを見て、ものは試しとハーフェン・マイスタリンに貸してもらえないか尋ねたら、二つ返事でOKだった。私はうれしくなってすぐに近くの街へ探索に出かけたのだった。

海外製の自転車はブレーキの仕組みが日本の自転車と異なるものが多いので注意が必要だ。ブレーキを手で操作するのではなく、足でペダルを逆回転させるバックブレーキ(フットブレーキ)と呼ばれる方式が主流である。Mさんが自転車を積んでいないのもじつはそのせいで、以前不慣れな自転車に乗って転倒したことがあり、こちらでは自転車には乗らないことにしているそうだ。

私の家にはかつてカナダ製の自転車があったので、バックブレーキには違和感なく乗れる自信があり、その点の心配はなかった。
それにドイツは自転車天国で、道路が自転車にとってとても走りやすく造られている。車もきちんと歩行者や自転車を優先してくれる。横断歩道ではほぼ100パーセントの車が停止してくれる。9割が歩行者を無視して走り去る日本の我が物顔のドライバーなどとは比較にもならない。

その後、泊地で自転車が借りられると、それで買い物に行くのが私の役目になった。


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【朝の散歩に出かけた。朝霧が神秘さを醸し出す】

ドイツの自転車は頑丈である。そして重い。自動車と同じだ。こんなところにもお国柄が出ていておもしろい。

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