冬至新月に桜を切る

実家の庭の桜を切った。
樹齢40年を超える大木だ。

お花見のシーズンにはそれはみごとな花を咲かせ、ご近所さんまで楽しませてくれたが、一方で長年、秋の落ち葉には悩まされ続けてきた。
父が大切に愛でてきた桜なので、バッサリ切るにはためらいもあるが、もはやその主もこの世にいない。
これだけの大樹ならば一枚板の家具に生まれ変わらせることができるかもしれない。そうなればあの世の父も喜んでくれることだろう。


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【春は花見、夏は涼やかな木陰を作ってくれるが秋になると・・・恨めしいほどの葉を落とす】

木を切るにはタイミングがある。
夏場は水を吸うので適さない。
一番の理想は10月から2月までの新月だという。
遠い親戚の家具職人から聞いた。

それで今日この日ということになった。

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すでに枝葉は落としてあるので比較的楽な作業になるかと思いきや、そう簡単なものではなかった。3人がかりで丸二日間かかった。

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重機がまったく使えない場所なので、ロープを使いながら巧みに枝から幹へと切り進め、最後に主幹の部分が残った。これは小切りにせず製材してテーブルの天板にするのだ。

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それにしてもプロの仕事は見ていて勉強になることが多い。狭い庭の中で狙いどおりの位置に切り倒された幹は直径が50センチ以上、長さが2メートルほどあった。重さは300キログラムぐらいあるのではなかろうか。ひとりの力ではビクともしない。
私も加勢して4人がかりでようやく軒下の雨がかからないところまで移動させた。

このあと1年間ぐらい乾燥させ厚板に製材する予定だ。製材した後もさらに数年乾燥させ、その後に表面を削って磨いて一枚板のテーブルができあがる。気の長い話だ。それだけ楽しみが続くということでもある。

さて、今日は冬至でしかも新月。かなり珍しい巡り合わせだそうだ。
深遠なる私の計画が成就すべく、天も味方してくれているのか。いいスタートが切れたようだ。

夜は自宅で柚子湯に入り、桜の神に感謝しつつ一日の疲れを癒したのであった。
今年の大きな目標がひとつ無事に済んで、安堵すると同時に満ち足りた気分である。

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