モンブラン

四十九日を済ませた父の遺品を整理していて、古いモンブランのボールペンをみつけた。

Monblanc37
【モンブランと一目でわかるホワイトスター】

長い間使われたようすはなく、もちろん書けないが、細身の軸とスライドレバーでペン先を出す仕組みが気に入り、芯を交換して復活させ使い続けたいと思った。

替え芯は近くの文具店で簡単に手に入ると思ったら、とんでもなかった。福岡市内の名だたる文具店を軒並み回ったが手に入らない。
ないと言われれば余計に手に入れたくなるのが人情だ。しかし、最後に訪れた天神の岩田屋にあるモンブラン直営店では、このタイプはすでに生産されておらず、入手は不可能であることを告げられた。仮に在庫が見つかっても、インクは寿命があるので使い物にならないとのこと。
引導を渡されたのである。

落胆して家に帰り、それでも未練がましくネットでモンブランを調べていたら、ついに私のと同じ型を見つけ出した。


MB37
MONTBLANC No.37 ★貴重!1960’s!アンティーク・モンブラン

MONTBLANC No37

まさしくこれだ。
それまで気づかなかったが、ルーペで見るとたしかに中間のリングの部分に型番が刻印してある。
1960年代のモデルだそうだ。50年も前である。

しかも、モンブランの替え芯(レフィル)は入手できないが、シュナイダー社製のSchneider Express 75または225を改造すれば使えると書いてある。思わず膝をたたいた。復活の道が見えてきたのだ。

ところがところが・・・
翌日、改めて名だたる文具店を訪ねたのだが、どこにもシュナイダーというメーカーのレフィルを置いている店がない。
あの天神のT店でさえも。
あの博多駅ビルのT店でさえも。

しかし最後の砦と向かった博多駅の丸善で、シュナイダーはなかったが、代わりにアウロラというメーカーの細身タイプがほとんど同サイズであることを発見してくれたのだ。長さが合わないのは後ろのプラスチックの部分を切り落とせばいい。
これならいけそうだ。
すぐに買い求めたのは言うまでもない。

あきらめかけていた私にとうとう最後の最後で女神がほほ笑んだのである。


芯
【MONTBLANC純正旧型ジャイアントレフィルとAURORA No131(アウレッタ用)】

思いのほか手間がかかったが、やっと復活した父の形見のモンブラン。
大切に永く使おうと思う。


復活MB37
【インクがモンブランでないのはこの際目をつぶろう】





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