棕櫚箒

以前、庭に生えていた棕櫚(しゅろ)の木を切り倒し、そのまま庭に転がしていた。邪魔になるので、先日植木屋さんに木を切ってもらったとき、ついでに引き取ってもらおうとしたのだが断られた。

普通の木の枝や葉はチップにするなど処理できるが、棕櫚は繊維が機械に絡むのでどうしようもないという。
たしかに棕櫚は幹もびっしりと繊維で覆われていて、鋸を引くにも一苦労だ。

そこでまた考えた。
なんとか利用する手はないものか…。

  昔、棕櫚の箒で体育館の床を掃除していたな。
  棕櫚箒なんていまどきあるのかな。
  棕櫚箒に再生できないかな、できたらいいな。

さっそくネットで調査開始。
棕櫚箒に関するいろいろなことが見えてくる。
材料の入手が困難なうえ、棕櫚箒職人も後継者がいなくていまや風前の灯らしい。
工芸品や美術品としての再評価が高まっているという記事もあった。

ネットでうろうろするうちになんとなく棕櫚箒の作り方が見えてきた。
でも詳しいことはわからない。
あとは自分でやってみるしかない。
失敗したところで、どうせ捨てるはずのものだ、惜しくもなんともない。

というわけで棕櫚箒作りにチャレンジした。
まずは棕櫚の皮を剥ぐところから始める。


1
【剥いだ棕櫚の皮】

皮を剥いだら、つぎは何枚か重ねてくるくる巻く。ニクロム線で縛って形を整える。それを「玉」という。玉をいくつか並べて竹串で刺して箒の形にしていく。最後に柄を取り付けて完成。

…というほど簡単ではなかったが、試行錯誤の末に曲がりなりにもどうにか棕櫚箒が完成した。


2
【完成した棕櫚箒…ではない。これはお手本】

自作の棕櫚箒はちょっと鑑賞には耐えないので掲載するのはやめておくが、いちおう実用にはなりそうだ。
棕櫚箒は電気掃除機と比べて、電気を食わない、音がしない、場所をとらない、軽い、畳にやさしい、長く使える、趣がある、など、そのよさが見直されているらしい。

たしかに掃除機をかけるより箒で掃除するほうが楽しいような気がする。
家の掃除はしばらくこの箒でやってみよう。

始末に困っていた代物がこうして役に立つ道具に生まれ変わったのだ、気分がいい。


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