カランコロン漂泊記

カランコロン
【カランコロン漂泊記 水木しげる著 小学館】

向田ワールドの合間の小休止に「ゲゲゲの先生大いに語る カランコロン漂泊記」を読んだ。

水木しげるさんは戦争で片腕をなくしている。二等兵として最前線に送られ生死をさまよう経験もされている。そんな戦争中の思い出が語られるのであるが、読みながらなんとも懐かしいような気分になった。

もちろん私は戦後生まれだが小さいころは漫画でも本でも戦争の話や絵がそこら中に転がっていたような気がする。日常生活の中で繰り返し戦争体験談に触れることで、いつのまにか体の奥底に戦争の疑似体験がすりこまれているのだろう。
私と同世代のひとたちは、そんな経験をお持ちではないかと思う。

戦争は狂気だ。
狂気を潜り抜けた人は、そのことで何かを悟るものらしい。
だから水木サンが語る話は、単なる思い出というより人生のなにか深淵にある真実を感じさせるものがあるのだろう。

せつなく、おかしく、懐かしく、ちょっぴり人の生き方を考えさせられる本。

お薦め度 ◎
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