HYC第4戦

博多ヨットクラブの月例レース第4戦が行われた。雨の季節だが今年は梅雨入りしたあとも博多ではほとんど雨が降っていない。この日も夏のような日差しと風の中でのレースとなった。
レースコースは小戸沖をスタートし、能古島の西に浮かぶ象瀬を回って玄海島方面へ足を伸ばし、机島を反時計回りに回航して再び小戸沖のスタート地点まで戻ってくる往復15海里ほどのコースである。

参加艇は20艇を越えていた。これだけ集まると壮観である。気合も入る。ファーストホームをねらうのはMaybeやHummingbird、EnterpriseLilyといったレース仕様の大型艇たちだ。
HappyHolidayは一番小さい艇なので、Notari3やHiro、MaloloPePeなどのライバルたちとレースの後方で競り合うのだ。


EPL
【スタート前のEnterpriseLily 左奥はMaybe】

スタート
【一斉にスタート(この写真のみ梅さん撮影:facebookより)】

スタートはまずまず上出来だったと思う。
すぐに抜かれていくのだがすかさずシャッターを押す。


FS
【FreestyleがHappyHolidayのすぐ下を追い越してゆく】

象瀬までの第1レグはポートタックの長い上りだった。

SH
【翔風のあとを追う】

シャッターチャンスはこのあたりまでで、この先はみな先に行ってしまって撮れない。
象瀬を過ぎ、机島への第2レグは北上する艇群と西の宮浦方面に向かう艇群に分かれた。この日は小潮で潮流はあまり気にしなくてよいが、それでも影響は受けるので、風の読みと合わせてどのコースが一番有利か、それぞれの艇の判断次第だ。

HappyHolidayは西に向かうコースを選択した。気になるNotari3は北上したようで位置がつかめない。
唐泊の近くまでスターボードタックを伸ばしてからタッキングし玄界島方面に向かう。ようやくNotari3を発見、いい勝負だ。
そのころには先頭集団が机島を回ってスピンを揚げて復路を戻ってくるのと出会う。ふたたびシャッターチャンス到来だ。


GB9
【GB9】

AZ1
【AZUMIがスピンランで近づいてきた】

AZ2
【同じくAZUMI艇】

玄海島の周辺は風が変化するのでコースのとり方が難しい。何度か風に合わせてタッキングを繰り返しNotari3とはほぼ同じぐらいのタイミングで机島を回航した。
私たちに遅れて机島を回航したMaloloPePeは追手になるやジェネカーを展開してHappyHolidayの横をあっという間に抜き去って行った。小さいながら俊足な艇だ。


MLPP
【MaloloPePe】

HappyHolidayも遅ればせながらスピンを揚げたら、めずらしく提灯状態になってしまうミスをやらかした。その修正がなかなかうまくいかず、くたくたになってやむなく降ろすはめになった。しばらく休んで元気が回復したところで再度スピンアップにチャレンジし、うまくスピンがはらんだらそのままフィニッシュラインの本部船目指して一直線に走らせた。フィニッシュの手前ではNotari3と競り合ったが結局5秒差で負けてしまった。

レース後、GPSによる各レース艇の航跡を再現してみるとどのコースがよかったのかわかって勉強になるしおもしろい。
データを分析するとHummingbirdがずば抜けて短い距離で走り切ったことがわかった。風の振れに合わせて小まめにタッキングを繰り返したのだろう。見えない努力はちゃんと報いられるのだ。


Koseki
【各レース艇の航跡図】

スピンの失敗もあって、かなり疲れたレースだった。しかも暑かったのでうっかり半袖で過ごしてしまい、紫外線にさらされた腕は気がつくと真っ赤になっていた。夏でも海の上では皮膚をさらすのはできるだけ避けたほうがよい。気をつけよう。
帰宅後はシャワーを浴びてビールを飲みながらレースを振り返る。
充実した楽しい一日だった。



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Jクラス

第35回アメリカスカップ本戦がいよいよ始まる。
長い長い挑戦者決定シリーズを勝ち抜いて、防衛艇のアメリカ・オラクルと闘う相手に決まったのは、大方の予想どおりニュージーランドのエミレーツだった。

勝敗はもちろん気になるが、その本戦の前に行われたスーパーヨットレガッタのほうに私の心は奪われる。

アメリカスカップ本戦は、同じヨットとは思えないほど、私たちのセーリングイメージからかけ離れてしまった。レースの初めから終わりまで宙に浮いたままの状態でかっ飛んでいくなんて・・・。
それはそれで受け入れるしかないのだが、スーパーヨットレガッタの映像を見れば、やっぱりこっちがいいなと思ってしまう。

とくに1930年代にアメリカスカップで使われたJクラスボートの美しさときたら、どんなに時代が変わっても人々の心を震わすに違いない。


J
【スーパーヨットレガッタ AC公式HPより

LH
【Jクラスで優勝したLIONHEART AC公式HPより

ED
【Jクラスボートの中でも最も美しいとされるENDEAVOUR号1937年 吉谷龍一;アメリカ杯物語(舵社)より】

Jクラスボートが活躍したのは短い期間だけで、ほとんどがきちんと維持されず廃船の憂き目にあった。エンデヴァー号もスクラップ寸前まで放置されたのだ。Jクラスは一時は世界で3隻しか残っていなかったという。そんな状況に心を痛めたほんの一握りの富豪たちの努力で絶滅だけは免れてきた。

EDR
【修復中のENDEAVOUR号 古い雑誌より】

そんな歴史を思うと、アメリカスカップ本戦の余興のような位置づけとはいえ、これだけのJクラスボートが集まり、世界中のヨットファンの前でその優雅でしかも十分に戦闘的な姿を見せてくれたことに私は感動するのである。



どこでもWSRNo6

ホワイトセールレース第6戦の再現アニメーション「どこでもヨット」です。
参加艇は、ST、MC7、nSR、LR、MO、NT、JY、HHの8艇で、なかなか見ごたえがあります。



どこでもヨットに参加を希望する方はgpx形式の航跡データをとり、HHまで送ってください。

YoutubeへのアップはいつものようにNTのYさんです。


2017WSR前期成績

WSR第6戦までの中間成績を発表します。
参加した艇は28艇、延べ74艇になりました。
優勝したのはLR、MB、SP、nSR、WJの各艇です。
ここまでの皆勤賞はHHだけでした。

WSR17中間

後半戦もみんなで盛り上がりましょう。

WSR第6戦写真

ホワイトセールレース第6戦は、6月だというのにまるで夏場の海風を思わせるような強い北風が吹きました。予想以上のよい風に恵まれたうえに参加艇も多くて、とても楽しいレースとなりました。

スタートラインの設置はnSRが担当しました。いつもよりかなり岸寄りに設定されたため、スタートの場所がわからず沖でうろうろする艇も見られました。


GB9
【過激なスタイルに変貌したGB9。残念ながらこのあとリタイヤに】

MC7
【小さいながら俊足のMC7】

LR
【レース前半をリードするLR】

DQ
【久しぶりに参加のDQ】

SP
【悲願の初優勝を遂げたSP】

MO
【いそしぎ(IS)から変わったMoana(MO)】

ST
【HHの前を横切るST】

BR
【BRの快走】

NT
【NTは大きくヒール。その向こうはGNか】

WS
【初瀬を折り返したWS】

WJ
【WJはダブルハンドだったかな】

FYC
【おまけ:下マークで競り合うFYCレース艇】

HHは写真を撮るのに忙しくてついセーリングがおろそかに。

プロフィール

HappyHoliday2020

Author:HappyHoliday2020
博多湾の風を感じてください

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